〜耳の聞こえない両親から産まれた聞こえる【わたし】のおはなし〜
はじまして めーです
コーダっ子 めーちゃんをお読みいただきありがとうございます
まず、タイトルの『コーダっ子』って何?て思いますよね
コーダ(CODA)とはー
ろう者(聴覚障害者)の親から生まれた聴者(聴覚健常者)の子ども
コーダ=CODA は Children of Deaf Adults の頭の頭文字を取ったものです
『コーダっ子』って言葉はないのですが、『鍵っ子』みたいな、親しみやすさをもってもらえればと思って作った造語です
このおはなしは、ごくごく平凡で、どこにでもいる、内気な女の子が主人公です
たまに【ろうの世界】以外の体験談もあります
女の子の両親は、耳が聞こえません
女の子と家族の日常のおはなしです
【ろう(聞こえない)の世界】を生きる両親と聞こえる子ども、周りの人たちや環境、接する背景を体験談を通して綴っています
【両手を動かして会話をすること】それは私たちにとっての日常でした
<毎日当たり前のように過ごしている日常が、永遠に変わらないと思い込んでいたあの頃>
昭和、平成、令和と生きてきた主人公ですので、古い時代のお話も出てきます。同じくらいの世代の方は『懐かしい〜』と、若い方は『へ〜』と、ゆる〜くお読みいただければ幸いです
そして、すこしでも【ろうの世界】をのぞいてみて、知ってもらえると嬉しいです
●コーダとは【わたしの世界】
耳が聞こえない世界 と 耳が聞こえる世界
どちらでもない
ーそれが私の世界
●わたしの望み
ーどんな人にも色々な【背景】がある
どれが『正解』とか、『間違っている』とか
『多数派』だとか、『少数派』とかではなくて
それぞれの【背景】を少しでも知ってもらうことで
自分の『常識』は他の人にとっては『常識』じゃないかも?と
相手から見た世界を知ることで
みんなが生きる世界が優しくなるといいなと思っています