音がない世界の歌の思い出

幼少期

幼少期、わたしは歌を歌うのが大好きな子どもだった
そんなわたしに母は【七つの子】をよく歌ってくれた

母は耳が聞こえない
歌の音程は知らない
なので、オリジナルの歌になる

手を動かして
手話をしながら歌う

母は「(この歌は)でたらめ!」と言いながらよく笑っていた

母が楽しそうに笑うのが好きで
変な顔をして歌ったりした

正しい音程じゃなかったし
毎回音程も歌詞も違っていたけど
わたしは母の歌う【七つの子】が大好きだった
手を動かしながら歌う
それがわたしの手話をおぼえるきっかけ
だったのかもしれない

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